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「AMEBIC」

金原ひとみの「アミービック」を読みました。「蛇にピアス」で芥川賞を受賞して話題になった作家です。彼女もなんと息子と同じ歳です。歳は関係ないけど。「蛇にピアス」を読んで、面白かったので、図書館に予約しておきました。

私にとって面白い本とは、自分とは異質な世界を見せてくれつつ、共感も持てる部分があることかな。あと、たとえ、色々な意味で凶暴なと言うか、エキセントリックなものであっても、根底に人間に対する優しさが感じられるものが好きです。勝手に思うだけかも知れないけれど、癒される。

「アミービック」は、「蛇にピアス」や、その次の「アッシュベイビー」で感じられた悲しいほどの危さが、ますます高まって、内に向かっていっている感じがしました。

作者の分身かと思われる主人公の、物を食べる事自体に対する嫌悪感が縦糸に、彼との関係が横糸になっている。そしてどんどん追い詰められていく・・・

ついていけない感じもしたけれど、何故か分るような、上手く言えないけれど、身につまされるような。ただ、前の2作に較べると、置いてきぼりにされそうな感じがして、彼女はどこまで行ってしまうのでしょうか。次作も読んで見たいと思いました。

最近女性作家が活躍していますね。私も女性作家の作品を読むことが多くなりました。賞を取った男性作家の作品を読んでみても、いまいち共感できるものが少ない。女性とか男性とか言うのは嫌なんだけれど、どうしてかなぁ。前はそんな感じはしなかったんだけれど。

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コメント

「蛇にピアス」私も賞をとったときに読みました。はっきり言って、よく理解できませんでした。でも読んだあとにすごく遠くの世界を旅してきたみたいな疲労感を感じました。
私は読書家ではないけど、女性の作家に興味ありますね。とくに同年代の人。同じ世代を生きてきたという親しみやすさもあるし。桐野夏生(?)とか読んでみたい。題名忘れたけど一冊読んで面白かったので。
そういえば、「野ブタをプロデュース」テレビでもうすぐやりますよ。ジャニーズの子が主役です。

投稿: ちまき | 2005年9月25日 (日) 20時22分

私も女流作家が好きです。
最近はめっきり読まなくなったけどね~~
宮尾登美子のファンです。

ネットをするようになって読書の機会が減って・・・
時間は自分で作ればいいのに、言い訳だわガビィン(´^`|||)

投稿: りゅう | 2005年9月25日 (日) 21時07分

☆ちまきさんへ

私も理解できているかどうかは?ですが。でもどこか心の琴線に触れる部分があれば、読んでよかったと思うかな。桐野夏生、大好きです。結構過激なところもあって、「OUT」を読んだ友達は、怖くて嫌だといってましたが。女性の主人公が多いけれど、普通の女の心に潜むどろどろしたものが書かれていると思う。同世代ですね。

☆りゅうさんへ

本当、この頃読まなくなったわ。何か忙しくて。ブログのせいもあるかな。宮尾登美子、昔読みました。「一弦の琴」とか「木の音」(字が違うかも)とか。独特の世界がありますね。

投稿: めろん | 2005年9月25日 (日) 23時59分

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