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ナラタージュ

島本理生の「ナラタージュ」を読みました。ここのところ、立て続けに若い作家のものを読んでいる。話題になった本から興味を惹かれるのを選んだら、そうなったのだけれど。しかも、白岩弦、金原ひとみ、島本理生、3人とも息子と同じ歳なんです。3人とも全然違うけど。もちろん息子とも違うように思う。

前半は繊細で清潔感にあふれている感じで、若いことの良さが出ていた気がする。ヒロインとかかわる二人の男性、高校時代の葉山先生と小野君との関係が深まっていくと、少し違和感がありました。細かな言葉やしぐさなどを積み重ねて、登場人物の雰囲気がよく表現されている。でも、少し、綺麗過ぎると言うか、上手く言えないけれど。

二人の男性は魅力的で優しいけれど、身勝手で弱い。だから、小説的には成り立つのかもしれないけれど。

私は男性の(人間の)魅力は第一に包容力だと思っています。そのためにはある程度の強さが必要なのかも知れません。そんな人をこの作者に書いてもらいたいと思いました。

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コメント

男の優しさって、優しいのが やさしいのじゃないよね。

正義感、頼もしさ、強さ、包容力・・・これらを兼ね備えている方の事よね。

あぁ、縁のないお話だわヾ(;´▽`A 汗汗

投稿: りゅう | 2005年10月 5日 (水) 11時28分

最近の男の子は優しさに、弱さと優柔不断さがついてきますよね。それってほんとの優しさじゃあありませんよね。さっきテレビで誰かが、優しさはどれだけ人のために自分の時間を使えるかってことだと言ってましたが一理ありますよね。
包容力のある男性近頃お目にかかってません。やっぱりみんな自己中心的で我儘になってきてるかもしれません。でも若い子に包容力を求めるのはちょっと酷かな。包容力は中年にならないと出てこないかも・・・・・うちの中年男は、まだまだ子供です。クシュン。

投稿: ちまき | 2005年10月 5日 (水) 16時04分

☆りゅうさんへ

そうですよね。でも男性だけでなく、女性も強く、優しくありたいです。難しいけど・・・

☆ちまきさんへ

そんな事ないと思います。年齢じゃなくて、どれだけ人を思いやれるかとか、自分の気持ちを押し付けないかとか・・でも、そんな人なかなかいないのが現実。

投稿: めろん | 2005年10月 5日 (水) 21時19分

痛いところつかれましたね。確かに年齢じゃあないかも。でも私個人で言えば、若いときより自分がずいぶん変わったと思うことがあります。若いときよりは人の気持ちとか考えることが出来るようになった気がするの。ちょっとだけね。
自分の気持ちを押しつけないというのは難しいですね。どうしても相手にわかってほしいとおもうときは、ついつい押し付けがましくなっているかもしれない。それをゆっくり時間をかけて一歩一歩階段を登っていくようにかかわっていけたらいいのかな?
そんな人なかなかいないね。

投稿: ちまき | 2005年10月 6日 (木) 11時49分

☆ちまきさんへ

そうですね。私の場合は、若い時より自然体でいられるようになったかな。昔は自意識過剰で、どう見られるかばかり考えていたような気がします。思い出せば恥ずかしいことばかり。でもあの頃の純粋さは、失ってしまったかも。人の気持ちは・・経験が多くなった分は想像できるかも知れない。

投稿: めろん | 2005年10月 6日 (木) 23時11分

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