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日暮し(下巻)

先日に続き、日暮しの下巻を読みました。上巻で起こった殺人事件の謎解きが、縦糸になっています。宮部みゆきは、ミステリー作家ですから、もちろん何か事件が起こるわけです。でも、この前も書いたように、事件を取り巻く人々の生き方、と言うか細かい生活の仕方や感情の動きの描写が、作者の真骨頂でしょう。人情物と言えるかもしれない。

キャラクターはそれぞ魅力的で、(悪人もそれなりに哀れさが心を惹きます)目に浮かぶようです。上手いですよね。やっぱり。主人公たちが完璧でないもの身近な感じがする。

でもね、面白くてあっという間に読めるんだけど、残るものが少ない気がするんです。時代劇と言う事もあるんでしょうか。風情があるけれど、いまいち共感が薄いと言うか。事件の流れも少し強引な気が・・。

これだけ力のある作家なのですから、もっともっと、こころに迫るものを描いて欲しい。今現代の社会の沢山の問題に迫る作品を読みたいなと思うのです。「火車」のような。

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コメント

時代物は、おどろおどろしい場面設定が違和感なく読めるっていうか、陽の当たる所とそうでない闇の部分が文中にあって、、そういうところが私は好きです。
(怖いもの見たたさ、かも)
「日暮し」は、以前のあの部分に、ここの飛び出した部分が当てはまるのか~・・・・というところが多くて、読んでいながら簡単なパズルをしているような気分でした。
記憶力がないからかな。
「弧宿の人」は一言で言うなら、暗雲の中の小さなガラスのかけらの輝き、でしょうか・・・・どんどん簡単に人がきえていくのに、最後はジーンときました。宮部ものに多いですよね、とぐろチック系は。ではまた、、

投稿: makichi | 2005年10月14日 (金) 09時20分

月にどれくらい本を読まれているのですか?
私、さっぱりです・・・

大阪時代は日に一冊は読んでましたね・・・
乱読だから作家も、何も覚えてませんわヾ(;´▽`A 汗汗

でも、読み出したら止まりませんね~
老後の楽しみにして、今はネット遊びを、も少し。。。

投稿: りゅう | 2005年10月14日 (金) 13時47分

宮部みゆき好きというわりには、あんまり読んでないことがわかりました。特に時代物は読んでない。
さっき三女が、なんか本読みたいと言ったら次女が「火車」を持ってきてました。次女は気に入っているらしい。私は読んだけど、内容をほとんどわすれてます。なさけない~

投稿: ちまき | 2005年10月14日 (金) 19時53分

☆makichiさんへ

こんにちわ。確かに時代物は情緒もあるし、からくりみたいなのがはまりますね。ただ現実感には少しかけるように思います。弧宿の人、図書館に予約しました。人気なので、いつ読めるか分りませんが。

☆りゅうさんへ

一日一冊はすごいですね。本って読まないとなるとご無沙汰で読み始めると次々読んだりしますよね。この頃、図書館に予約するので、順番が回ってくると、読むことになっています。読書が好きだと、老後は退屈知らず、かな。母は目が悪くなって思うように本が読めないとぼやいていますが。

☆ちまきさんへ

「火車」は宮部作品の中でも一番好きです。彼女の本を読むきっかけになった作品でもあります。夫に勧めたら読んだけれどそれほどいいと思わなかったみたい。次女さんと、話が合うかも。

投稿: めろん | 2005年10月15日 (土) 00時38分

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