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ロード・オブ・ウォー

PICT0014_2 月曜日に試写会に行ってきました。「ロード・オブ・ウォー」です。新聞でも紹介されていましたから、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ニコラス・ケイジが演じる、武器商人の物語です。

彼は、旧ソ連からアメリカにユダヤ人を装って移民してきました。発砲事件をきっかけに、武器に目をつけ、売買するようになります。そして、それが彼の天職であった様な才能を発揮し、手を広げていきます。紛争地帯に飛んでは、大量の武器を売り買いし、法をかいくぐって大金を手にしていきます。美しい初恋の人も妻に迎え、豪華な暮らしをさせる事もできます。アフリカの独裁者に売った武器で大量の人が殺されても、彼は罪の意識を感じません。彼がやらなくても誰かがやるからです。

しかし、彼を追い続けた刑事によって、追い詰められ、家族も失います。でも、ラストは・・書きませんが、考えさせられます。とても重いテーマを突きつけられます。

エンターテイメントとしても、テンポがよく、面白かったです。彼を追い詰める刑事は、イーサン・ホーク。「今を生きる」に出ていた、繊細そうな少年が、精悍な男性に成長していました。かっこよかったです。ニコラス・ケイジも、どこか憎めない感じが救いになっていましたね。今日の新聞に、監督のインタビューが載っていましたが、「悪魔をチャーミングに見せられる」と言うことで、彼をキャスティングしたと言う事でした。

それにしても、ソ連崩壊後、320億ドルの武器が流失した事実があるそうです。主人公も実在のモデルがおり、色々なエピソードも事実に基づいているとの事です。本当に恐ろしいです。でも最後のテロップで、「世界で最も武器を輸出しているのは、アメリカ、イギリス、フランス、中国などの国連常任理事国なのです」と流れた時、もっと怖いと感じました。

多くの人に観てもらいたいと思いました。お薦めします。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
世界を動かす国々の神をも恐れない行い。
直接目の前で人が死なないと、個人の罪悪感を呼び起こすことはできないのかな。
悪い人のことを映画化できるほど大きなビジネスになっているのですね。
みんなの目の前にさらさないと、止められないのでしょうか。

投稿: まきち | 2005年12月 8日 (木) 09時03分

何か、見終わったら恐ろしくなりそうな映画ですね。
矛盾だらけの世の中。。。
めろんちゃんの推薦の言葉を読んだだけで
何か感じるものがありましたよ。

投稿: りゅう | 2005年12月 8日 (木) 14時31分

基本的に殺戮シーンのある映画はにがてだわ。残酷な映像は見たくないの。
いつの世も、戦争で儲かってる人が必ずいるんですよね。そういう人たちは、人の命より自分のお金儲けのほうが優先されてるんでしょうね。この映画見るのに勇気いりそう・・・・

投稿: ちまき | 2005年12月 8日 (木) 16時23分

☆まきちさんへ

つい目をそむけてしまいませよね。考えないようにしてしまう。自分の生活が後ろめたくなる気がするし。でも、少しづつでも考えなくてはいけないと思います。この映画はエンターテイメントでありながら、問題を提起している点が良いと思いました。

☆りゅうさんへ

そう、何かぞくぞくしました。帰りの電車の中では、色々考えてしまって・・知らない事も罪かなぁ、なんて。普段は自分の生活で精一杯なんですけどね。

☆ちまきさんへ

私も基本的に、戦争映画苦手なんです。「戦場のピアニスト」も、やっと見たくらいです。これは、あまり戦闘シーンはないです。アフリカの場面がちょっときついですが。
アメリカ資本は一切入ってないそうです。だからここまで言えたんですね。人の不幸を自分の利益に結びつける・・そんな人間がいるんですね。やっぱり、許せませんね。

投稿: めろん | 2005年12月 9日 (金) 00時24分

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