« 銀ブラ | トップページ | パソコンが壊れた! »

「沖で待つ」

絲山秋子さんの、芥川賞受賞作です。ミーハー、且つけちな私は大体毎年、文芸春秋を買って芥川賞を受けた作品を読みます。最近、あまり私好みの作品は少なくて、去年のなんて完読もできなかった。この作品は最近絲山さんの本を2冊読んだばかりだったので、何か嬉しかった。おめでとうございます、といいたい気持ち。小品だし、芥川賞と言う大それた?賞には似合わない気もしましたが。

総合職で働く女性と、同期の男性との友情が、淡々と書かれているのだけれど、同期と言うことで、戦友にも似た心の交流が暖かい。私の頃は総合職と言うのもなかったし、色々あったから、こういう関係にはすごく憧れますね。

背景には彼女たちの仕事の様子がリアルに描かれていて、生き生きとした仕事の現場の様子が伝わってきます。選評にもありましたが、こういう仕事について、過不足なくかかれた小説ってなかったような気がします。作者が実際にこういう仕事をされていたようなので、それでこそ書けたんでしょうね。

そして、こういう男女の関係も、新しいですね。あくまでも友情ではあるけれど、それでいて、男同士、女同士とは一味違うふわっとしたものが漂っているような気がしました。気持ちのいい読後感でした。

|

« 銀ブラ | トップページ | パソコンが壊れた! »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

爽やかなめろんちゃんの感想ですね^^
読み終えて納得されたって感じが文面から伝わりますw

私も読んだ気になりましたわo(*^-^*)oニコ
本は読んだら余韻だけで幸せ~
ケチでいいんですよ、私も図書館派ですもの~

投稿: りゅう | 2006年2月19日 (日) 12時55分

めろんさんはよく読書されますね、見習わないとな。めろんさんの感想を聞くと、ほんとこちらまで読んだ気になります。新しいタイプの新しい男女関係・・・、面白そうですね、ちょっと読んで見たくなりましたよ。
私もまずは図書館に行くことから始めようかなあ^^。

投稿: フラワー | 2006年2月19日 (日) 15時58分

いと山さんが(いとが変換できない)芥川賞をとったと知ってすぐにめろんちゃんのこと思い出しました。グッドタイミングでしたよね。
今次女がシュウカツ中で,いろいろ女性が働くということについて考えさせられることも多く,めろんさんのお話読んで,<沖で待つ>読んでみたくなりました。
でも男女の友情って成立するのかな?無理な気もするんだけど・・・・・

投稿: ちまき | 2006年2月20日 (月) 18時17分

☆りゅうさんへ

本の事書くのって難しいですね。詳しく書いたら、これから読む方に悪いし、自分の感じたことをちょこっと、って感じになります。
好みの本を読んだ後は余韻がいいんですよね。

☆フラワーさんへ

乱読です。ミーハーなので、話題の本に飛びつく傾向あります。最近感じるのは、女性作家が元気で、書かれている男女関係もさらっとしているみたい。作家だけじゃなく、日本の女性、輝いている方多くなった気がしますね。見習わなくちゃ。

☆ちまきさんへ

こういう友情、体験してみたかったわ。でも、娘を見ていると、昔に比べると女性も働きやすくはなっているんじゃないでしょうか。もちろん、彼女のがんばりもありますが。お嬢さん、がんばって(ブログ拝見するとすごく優秀ね)勉強なさったこと、生かせるといいですね。

投稿: めろん | 2006年2月21日 (火) 00時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/108726/8726254

この記事へのトラックバック一覧です: 「沖で待つ」:

« 銀ブラ | トップページ | パソコンが壊れた! »