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「ミーナの行進」

Burogu_3 小川洋子著、『ミーナの行進』を読みました。「博士の愛した公式」を、読んで、とてもよかったので。一冊気に入ると、その作家の本を続けて読むことが多いですね。

これも、とても美しい物語でした。12歳の朋子という少女が、事情があって、伯母の所に1年程預けられます。とても豊かな家庭で、広い敷地や素敵な洋館に驚き、一家の人々にも惹かれます。ドイツ人のローザおばあさん、その息子のハンサムな伯父さん、優しい叔母さん、スイスに留学中のこれまたハンサムないとこの龍一さんにはときめきます。それから、家事を取り仕切る米田さん、誰よりも、病弱ながら芯が強く、とても可愛い一つ年下のいとこのミーナとは、姉妹のように親しくなります。そうそう、この豪邸には昔、動物園まであったのですが、その生き残りの小人カバのポチ子と、ポチこの世話係の小林さんも家族のような存在です。体が弱く、乗り物酔いをするミーナは、なんと、小林さんに曳かれたこのポチ子に乗って通学しています。この素敵な家族に囲まれた朋子は、色々なわくわくしたり、びっくりするような体験を重ねていきます。

この本には悪い人は一人も出てきません。それぞれが弱いところも持ちながら、お互いに優しく支えあって生きています。ちょっと、お伽噺のような趣だと思いました。そして、心が洗われるような気がしました。

本のあちこちに、この表紙のような1ページ分のカットが入っていて、それもとても可愛くて、絵本の様でもありました。

本を読む楽しみは、二つあると思います。登場人物が、魅力的で好ましいこと、それから、共感できること。共感と言っても、表面的なことより、自分の心の奥底にあるものが現れてきて、共感できるのは自分を知ることにもなります。自分には無い世界を見られるのも魅力ですから、三つかな。だから、やめられないんですね。

関係ないんですが、今度の日曜から、家族で中欧に行ってきます。だから暫く更新はできないかな。(まぁ、最近さぼり気味なので言うのもなんですが)家族で行けるのも最後かも知れないので、思い切って行ってきます。写真を沢山撮るつもりなので、見てくださいね。

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コメント

「ミーナの行進」読んでみたいわ。
読んだあとで気持ちが優しくなれる物語っていいね。
そういう本が読みたくなるときもありますねえ。

とうとう中欧にいかれるのね。たしかオフ会の時におっしゃってたわよね。楽しんできてください。中欧、私も興味あります。旅のお話楽しみにしてます。友達で2月にドイツに行った人がいますが、暖冬だけどやはり日本より寒いらしいです。体に気をつけて行ってきてください。

投稿: ちまき | 2007年3月 8日 (木) 17時47分

こんばんは。
明日から旅行ですね。
楽しいお土産話を楽しみにしています。
私は子供のころからあまり本を読まなかったので、読書は苦手…
だから、自分の考えをうまく表現できなくて苦労しています。
たまに本を読むこともありますが、なかなか理解できなくて、
読み終わっても内容を覚えてないんですよね。
そうとうヤバイ?
読書のコツってあるのですか?

投稿: fumika | 2007年3月10日 (土) 20時23分

今頃は中欧ですね~。

仲良し家族だね^^。ほんと子供が就職したらもう海外なんて一緒に行けないかもだから・・、楽しんできてね~。

おみやげ話 楽しみにしていますよ♪

投稿: フラワー | 2007年3月12日 (月) 15時48分

☆ちまきさん、fumikaさん、フラワーさんへ

随分ご無沙汰してしまいました。帰ってきても、色々忙しくって・・
これから、少しずつ、旅行のこと書いていこうかと思っています。又、遊びに来てくださいね。

投稿: めろん | 2007年3月26日 (月) 22時34分

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