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「二人の桃源郷ー究極の夫婦愛」

昨日、このドキュメント番組を見ました。

ある夫婦の生活を20年近くにわたって追ってとられたものです。

夫が復員したものの、生活に困って、二人は山に住み、畑を作って生活する道を選びます。3人の娘に恵まれ、成長につれ、子供達のために大阪に出て、タクシーの運転手をして育て上げました。そして、娘達は無事にそれぞれ嫁ぎ、孫に囲まれた生活を送るようになったとき、夫は妻に、あの山に帰って又生活したいと言います。戸惑いはあったものの、妻は夫とともに山に戻っていきます。これ以上はないような、質素な生活の中で畑を耕す二人の生活は、笑顔が輝いています。妻の手料理に喜ぶ夫、1日の労働を終えて粗末なお風呂に入る夫の極楽のような様子、そして夫に頼り、支える妻の姿があります。

けれども、夫婦はだんだんに老いて行き、子供達は心配して両親を引き取ろうとします。でも、家族がそろったとき、夫は、山で最期を全うする決意を述べます。

体が思うように動かなくなったとき、夫婦は子供達に面倒をかけまいと、ふもとの老人ホームに入ります。そして、夫は癌に侵され、入院。でも、大きな病院での治療を断り、ホームに戻ってきます。そして、子供達は、両親のために何をしてあげられるのかを考え抜き、三女は麓の町に引越しまでして、ホームから毎日山に両親を連れて行ってあげる生活が始まります。

すっかり弱った二人は、山に行くと体を動かし、表情が輝きます。あるときは、父の好物の松茸を皆で探し当て、焼いて食べたり、本当の団欒がそこにはありました。

93歳で、夫はついに帰らぬ人となりました。家族は山で弔いをします。でも、痴呆が出てきた妻は、夫の死を理解していません。「おじいさん、姿が見えんねぇ。どこへ行ったんじゃろうか?」と、問う母に、娘は「呼んでごらん」と、答えます。「おじいさ~ん、おじいさ~ん」と呼ぶ、妻の澄み切った声が山に響きます。

本当に感動しました。こんなあらすじのようなものでは、ちっとも伝わらないのがもどかしいです。いつも、いつもお互いをいつくしみ、支えあって生きてきた夫婦の素晴らしさは言葉では表せません。足るを知る、と言うのでしょうか。私なんか、もっともっとと、物や豊かさをほしがってしまうのに、この方達は、少しもそんなところが感じられません。愚痴も、文句も言わないのです。その、微笑ましい仲のよさには胸が熱くなりました。子供達も素晴らしいのですが、この親にして、でしょうか。「両親を誇りに思います」と言う言葉も深くうなずけます。

夫と、息子と、3人で偶然見たのですが、3人とも画面に釘付けになってしまいました。妻が夫を呼ぶラストシーンでは、涙がこらえられませんでした。仲良きことは美しき、と言う言葉通り、本当に美しいものを見せてもらいました。

深夜だったので、見た人が少なかったのではと、残念でたまりません。ぜひ、多くの人に見てもらいたいです。再放送があると良いのですが。日本テレビさんに、お願いしたいものです。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

私も、感動して再放送の予定がないか?とかネットで調べていたら、ここに・・・
どうしても、もう一度見たい!!そしてもっと、たくさんの人に見てもらいたい・・・
お婆さんが、松茸を探しに行くが見つからず、代わりに花を一輪持って帰ります、そのときの、お婆さんの顔、受け取るお爺さんの顔・・・素敵でした
最後の「おじいさーん」には、やられました、一人で見ていたので、涙がポロリではなく、ボロボロと・・・

投稿: ボニー | 2007年11月27日 (火) 17時37分

私も偶然見ました。
不便ながらも幸せな暮らし。
共に支え合う夫婦の強さや優しさが画面からもしっかりと感じられました。

山に仕事に行き、帰って来ないおじいさんを心配して呼ぶ声
亡くなった現実をわからずまた山に向かって呼ぶ声
ボロボロと泣きながらみてました。
(これを書いてても涙が・・・)

投稿: 名無しの太郎 | 2007年11月28日 (水) 17時31分

私も同じく、寝る前つけたTVでたまたま番組を見かけて時間も次の日の仕事のことも忘れ見入ってしまいました。そしてWEB検索しこちらへ。

再放送強く願います。もう一度観たい!

投稿: kengtang | 2007年11月28日 (水) 17時34分

私もすごく見たいです。
娘の友達が偶然みて涙がとまらなかったそうです。
ネットでしらべたら12月1日24:00からCSのニュース専門チャンネル日テレNEWS24で放送されるそうです。
でも、残念なことに我が家はCS見られないのよ。誰か撮ってくれる人いないかな~
「足るを知る」・・・・いい言葉ですね。

投稿: ちまき | 2007年11月28日 (水) 20時54分

☆ポニーさんへ

本当に同感です。素晴らしかったですね。あの、リンドウの花のシーンも素敵でしたね。お互いを思う気持ちがあふれている感じでした。
私も、もう一度見たくて、検索したのですが、cs放送でしか予定がないみたいで残念です。

☆名無しの太郎さんへ

崇高な感じさえしました。あんな夫婦になれたらいいのですが・・
最期の呼び声も、前のシーンと重なって泣けました。共感してくださる方があって嬉しいです。

☆kenngtangさんへ

偶然見ることができて本当によかったです。再放送があったら、録画して永久保存版にしたいくらい。今、日本放送のサイトに行って、お願いしちゃいました。見たいし、皆に見てもらいたいです!

☆ちまきさんへ

そうなんです、私も調べたんですが、csは見られないのでがっかりです。
ちまきさん、絶対泣きますよ。あまりの美しさに感動して。
夫と、あんな夫婦はとても無理ですが、せめて仲良く暮らそうと言いあっちゃいました。

投稿: めろん | 2007年11月28日 (水) 22時17分

私も偶然みました。
最後の「おじいさ~ん。」
とても澄んだ声で、とてもおばあさんの声でなく、少女の声のように聞こえました。

おじいさんが死んでしまったことわからなくなったのは、神様からのプレゼントなのかもしれません。

再放送をもっとゴールデンでやってほしいです。
感動する人たくさんいると思います。

投稿: こば | 2007年11月28日 (水) 23時47分

ここでお話聞くだけでも感動します。
偶然にも御覧になった方が多いのですね。

残念です。どうして深夜なんでしょうか。
再放送も深夜?
我が家は見れません・・・。

投稿: りゅう | 2007年11月29日 (木) 11時14分

☆こばさんへ

私もそう思いました。夫の死を受け止めるのは、残酷な気がしますよね。本当に、澄み切ったいい声でしたね。あどけない子供のような。
ここに来てくださった方、皆同じ思いですね。もっと多くの人に見てもらいたいですね!

☆りゅうさんへ

言葉ではなかなか表せません。是非見ていただきたいわ。こんなに、丁寧に撮ったよい作品がなぜ深夜にしか放送されないんでしょう。
皆の見られる時間に再放送されるといいのですが。

投稿: めろん | 2007年12月 1日 (土) 00時47分

録画したので友人に見てもらいたいと
思っています
芸のないことを恥とも思わない
芸人だらけのテレビに絶望していましたが
こんな良質なドキュメンタリーを放送して
くれるなんて、テレビも棄てたものじゃありませんね
しかし、せめて11時台に放送してもらいたいです
もっとたくさんの人が見れたのに。。

投稿: のこのこ | 2007年12月 3日 (月) 19時58分

☆のこのこさんへ

本当に素晴らしいドキュメンタリーでした。偶然見たので、録画もできず、残念です。ユーチューブもチェックしたんですが。是非、多くの方に見せてあげてくださいね。ここに来てくださった方の共通の気持ち・・・多くの人に見せたい!でしたね。私も、もう一度みたいです。

投稿: めろん | 2007年12月 5日 (水) 20時32分

同じような方が多くおられて
びっくりしています
僕は見ている途中で録画したので
3分の2くらいははいつでも観れます
始めから録画しておいたら良かったと
今更ながら後悔しております

投稿: こうさん | 2008年1月 2日 (水) 00時35分

☆こうさんへ

私ももう一度みたいんです。とても心を洗われました。美しかったですね。
そして、多くの方に見ていただきたいですね!

投稿: めろん | 2008年1月 5日 (土) 23時31分

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