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文楽を見ました

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2月の末、国立劇場で文楽を観てきました。

三浦しおんさんの「仏果を得ず」を読んでから、ずっと文楽を観たいと思っていたのですが、東京での公演は少なくてなかなか機会がなかったのですが、生協でチケットを販売しているのを見つけて購入しました。友達に「文楽、興味ある?」と恐る恐るきいたら、「ある!」ということで、二人で出掛けました。そうそう、もうちょっと知識を仕入れておこうと、やっぱり三浦さんの「あやつられ文楽鑑賞」という本を読んでおきました。文楽って、太夫という、物語を語る人と、三味線の人、そして人形を使う人たちで演じるのですが、この本は三浦さんが、それらの演者の方たちに会っていろいろ聞いた話とか、基本的な解説とかが書かれていて、勉強になりました。

さて当日、私たちが観たのは「摂州合邦辻」という演目です。

最初の万代池の段は…継母玉手御前に毒酒を飲まされて醜く、盲目となった俊徳丸が人目を忍んでいる庵にいいなずけの浅香姫が探しに来る。その人と気付かずにいってしまうが、俊徳丸の独白でそうとわかり、思いを伝える。そこへ浅香姫に横恋慕する、次郎丸という腹違いの兄弟が姫を連れ去ろうとするが、居合わせた勧進坊主がそれを止め、次郎丸を池に投げ込んでしまう。

続く合邦庵室の段は…実は玉手の親である勧進坊主は、娘は不義の罪で処罰されたと思っている。そこへ玉手が訪ねてくるが、匿われていた俊徳丸に言いよる玉手に怒った合邦は娘を刃で突き刺してしまう。玉手は苦しみながら、本心を語りだす。俊徳丸を亡き者にしようとする次郎丸から救うために恋をしかけ、毒酒を飲ませたのです。そして、病を治すためには、自分の生血を飲ませればよいと。そして自分で鳩尾を切り裂き、その血を飲んだ俊徳丸は美しい姿に戻る。皆が見守る中玉手は息を引き取る。

大体こんなお話でした。ちょっと奇想天外ですが、それを人間でなく人形に演じさせるところがいいのでしょうね。

人形は思ったより大きくて、1メートル以上あります。そりゃ、その位なくては遠くから見えませんものね。でも、こんな人形を長時間遣っている人形師さんは随分重労働ですね。それから、人形を使っている人は隠れるのではなくて堂々と出ているんですね。最初は違和感を感じましたが、慣れるとそうでもないですね。私は目が悪いので、友達にオペラグラスを貸してもらったのですが、ちょっと、人形の細かい動きとか表情はいまいちわからなかったのが残念です。一番前で観たかったな。

太夫の語りはとても面白かったです。たくさんの方が出てきましたが、其々個性があって、場面や人形にあった太夫がかわるがわる語るんでしょうね。

日本の伝統芸能ってなかなかのものだと思いました。歌舞伎ももうずっと前に3回くらい見ただけなので、また観たいです。でも、何しろチケットが高いですね。ちょっと二の足を踏んでしまいます。文楽は5400円で、(300円引き)まぁ、許容範囲でしたが。映画ぐらいとまでは行かなくても、もっと安く観られるといいんですけどね。

文楽、まだ観たことがない人も多いと思いますが、一見の価値があると思います。

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