文楽を見ました

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2月の末、国立劇場で文楽を観てきました。

三浦しおんさんの「仏果を得ず」を読んでから、ずっと文楽を観たいと思っていたのですが、東京での公演は少なくてなかなか機会がなかったのですが、生協でチケットを販売しているのを見つけて購入しました。友達に「文楽、興味ある?」と恐る恐るきいたら、「ある!」ということで、二人で出掛けました。そうそう、もうちょっと知識を仕入れておこうと、やっぱり三浦さんの「あやつられ文楽鑑賞」という本を読んでおきました。文楽って、太夫という、物語を語る人と、三味線の人、そして人形を使う人たちで演じるのですが、この本は三浦さんが、それらの演者の方たちに会っていろいろ聞いた話とか、基本的な解説とかが書かれていて、勉強になりました。

さて当日、私たちが観たのは「摂州合邦辻」という演目です。

最初の万代池の段は…継母玉手御前に毒酒を飲まされて醜く、盲目となった俊徳丸が人目を忍んでいる庵にいいなずけの浅香姫が探しに来る。その人と気付かずにいってしまうが、俊徳丸の独白でそうとわかり、思いを伝える。そこへ浅香姫に横恋慕する、次郎丸という腹違いの兄弟が姫を連れ去ろうとするが、居合わせた勧進坊主がそれを止め、次郎丸を池に投げ込んでしまう。

続く合邦庵室の段は…実は玉手の親である勧進坊主は、娘は不義の罪で処罰されたと思っている。そこへ玉手が訪ねてくるが、匿われていた俊徳丸に言いよる玉手に怒った合邦は娘を刃で突き刺してしまう。玉手は苦しみながら、本心を語りだす。俊徳丸を亡き者にしようとする次郎丸から救うために恋をしかけ、毒酒を飲ませたのです。そして、病を治すためには、自分の生血を飲ませればよいと。そして自分で鳩尾を切り裂き、その血を飲んだ俊徳丸は美しい姿に戻る。皆が見守る中玉手は息を引き取る。

大体こんなお話でした。ちょっと奇想天外ですが、それを人間でなく人形に演じさせるところがいいのでしょうね。

人形は思ったより大きくて、1メートル以上あります。そりゃ、その位なくては遠くから見えませんものね。でも、こんな人形を長時間遣っている人形師さんは随分重労働ですね。それから、人形を使っている人は隠れるのではなくて堂々と出ているんですね。最初は違和感を感じましたが、慣れるとそうでもないですね。私は目が悪いので、友達にオペラグラスを貸してもらったのですが、ちょっと、人形の細かい動きとか表情はいまいちわからなかったのが残念です。一番前で観たかったな。

太夫の語りはとても面白かったです。たくさんの方が出てきましたが、其々個性があって、場面や人形にあった太夫がかわるがわる語るんでしょうね。

日本の伝統芸能ってなかなかのものだと思いました。歌舞伎ももうずっと前に3回くらい見ただけなので、また観たいです。でも、何しろチケットが高いですね。ちょっと二の足を踏んでしまいます。文楽は5400円で、(300円引き)まぁ、許容範囲でしたが。映画ぐらいとまでは行かなくても、もっと安く観られるといいんですけどね。

文楽、まだ観たことがない人も多いと思いますが、一見の価値があると思います。

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菅原珠子先生と「東京雑学大学」

土曜日に、大学の同窓会の地区の支部会がありました。午前中は活動報告や会計報告などの総会、ランチを挟んで午後は講演会が定番です。

今年は、大先輩の学習院女子大で教鞭を取られていた、菅原珠子先生のお話を伺いました。

公民館やミニコミ誌で、雑学大学と言うのがあるのは知っていましたが、先生が主宰されているのは最近まで知りませんでした。以下、先生のお話を要約します。

1995年に先生の御夫君、菅原範人氏が「保谷田無雑学大学」を立ち上げられ、その後、名称も変わり、今は「NPO法人 東京雑学大学」として運営をされています。

雑学大学の理念として、市民に自由な生涯学習機会を提供し、しかもそれは役所に頼らず、市民の自立で行う事、三タダ主義・・・講師料、会場費。受講料をなしとすることがあげられました。会員からは事務費として年1000円を徴収するのみとして、理事、スタッフはすべてボランティア。講義の内容は多岐にわたり、政治、経済、自然科学、ハイテク産業、環境問題、保険・医療、文学、芸術、歴史、宗教、生活、多摩学等々。

始めは皆に継続は難しいと思われたそうですが、以来、週1回(年鑑50回)の講義が続けられて、現在843回を数えている。会場の事情などで、年会費を5000円に、当日のみの聴講者には500円を受け取って運営をしているそうですが、その粘り強い努力には感嘆してしまいました。

先生は、初めは会報を主に受け持っていらしたようですが、御夫君亡きあと、大学を受け継がれ、スタッフを束ねていらっしゃるのです。こう言うと、男勝りの方を想像されるかと思いますが、上品で優しいそれでいて、しっかりされた女性です。

私は、成り行きで、役員などしているのですが、先輩方と比べて愛校心も希薄なのですが、こういう先輩がいらっしゃるのは誇れることだと感じました。

雑学大学の予定など、資料も頂いたので、今度聴きに行ってみようと思っています。内容は実に色々ですが、興味があるテーマのものをとは思っているのですが、本当は色々なテーマの講j議を聞く事で、新しい事を知ったり、興味が広がったりすることが大事だそうで、なるほどと思いました。

雑学と言う言葉から、私などは、ちょっと面白いと言った軽い感じを思い浮かべてしまっていたのですが、そういう意味ではなく、ジャンルを超えてと言う意味だったのですね。

お近くの方は、ぜひ一度参加されると良いのではないでしょうか。東京雑学東大学 に詳細が載っています。

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「セザンヌ主義」展と、横浜新年会

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行ってきました。横浜美術館の「セザンヌ主義」展。友人みんなに声をかけて、来られた3人と、展覧会&新年会です。

セザンヌは近代絵画の父と呼ばれているだけあって、ピカソ、シャガール、モディリアニ、安井昌太郎、などなど沢山の画家に影響を与えているんですね。今回は、セザンヌ主義と言うタイトル通り、これらの画家の絵も沢山展示されていました。比べてみると、なるほど・・という感じでした。でも、やっぱり、セザンヌはここでは際立っているように感じました。立体を面で捉える感じが当時は衝撃を与えたのでしょうね。でも、写実的に描いた絵に比べても、リンゴはもっとリンゴの甘いみずみずしさを湛えているように思えました。あと、ブルーをはじめとしたパステルカラーがとても美しかった。

展覧会もあと数日だったので、平日というのにとても混んでいました。本当は、ピカソ展で味をしめた、あのイヤホンを借りて、ゆっくり見たかったんですが、混んでいるし、時間もなかったので、少し残念でしたが。

鑑賞後、中華街に移動して新年会。いろいろ調べていったんですが、結局上海料理のお店に入りました。ランチコースはすごく量が多そうだったので、悩んだのですが、お店の人が量は少ないと言い張るので、4人ともそのコースを頼んだのですが、やっぱり多くて全部食べたら苦しかった!甕出しの紹興酒が美味しくて、1本買って帰りました。私が夫とよく行く地元のお店では、お燗してもらってざらめを入れて飲んでいたんですが、お店の人によると、そんな飲み方は日本人だけだそうです。それに、びんずめは保存料が入っているけど、甕出しは生なので、特に常温で飲むのが良いそうです。(その代り、早く飲まないと痛むそうです。)確かにおいしかったです。

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お店を出てから、中華街をぶらついて、粽などお土産を買いこみ、早く帰るという友達と別れて3人で元町へ行って、ウィンドウショッピング。キタムラには可愛いバッグがたくさんあったけど、お値段もそれなりだから我慢。最近はセールでないとなかなか買う気にならない、ケチな私です。それでも、トミーのお店があって、入ったらメンズのシャツが40%引きだったので、それにつられて息子に1枚買ってしまいました。嫌がるかなと思いながら・・友達も、サイズが合うかしら、とさんざん悩んだ挙句やっぱり息子に1枚買いました。彼女のところは喜んでくれたらしいんですが、うちは、恐る恐る出したら、「う~ん・・・服は趣味があるんだよね・・」で、「無理に着なくていいよ」と言ったんですが、「いいよ。たぶん着るよ。」という感じで、後悔しました。娘にはもう、さすがに買わないんですけどね。

帰りは、友達が、「横浜よ」というので、降りて、皆と別れ、湘南ラインに乗り換えようと思ったら、どこにも乗り場がないので、駅員さんに聞いたら、何と横浜じゃなくて桜木町!仕方なく、また横浜まで行って・・・なんてやっていたらうちに帰ったのが7時半になってしまって、先に帰っていた夫の機嫌の悪いこと。友達はみんな、夫婦だけだったり、旦那様がいなかったり、のんきな人ばかり。ちょっとため息が出ました。

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「ピカソ展」・「歩いても歩いても」

六本木の新国立美術館で、「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」という展覧会を見てきました。

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これは、ポスター。「ドラ・マールの肖像」・・・ドラ・マールはピカソの愛した女性の一人。(確か結婚したけれど、新しい愛人ができてピカソは去って行った。)彼女の写真を見たことがあるけれど、このピカソ的に(キュビズム)描かれた肖像は写真以上に彼女を表しているように思えました。

この頃の美術展では、ポータブルのガイドを貸してくれますね。新聞で、この展覧会のガイドはドラマ仕立てで面白いと書いてあったので、初めて借りてみました。指定された絵画の前にきて、ナンバーを押すと、イヤフォンから解説や、ピカソとその愛人たちの言葉が流れてきます。絵の背景が分かって面白かったです。

それにしてもピカソは巨人ですね。絵の才能においても、女性を愛する情熱においても。圧倒される思いでした。そうそう、絵画以外に彫刻や立体の作品もありました。91年の生涯、衰えることのなかった創作欲、多岐にわたった表現、やっぱり巨人としか言いようがないですね。

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新美術館の入り口。亡くなった黒川紀章氏の作品で、私は好きです。中もダイナミックな吹き抜けがあって、素敵です。

お昼時を狙って行ったので、思ったほど混んでいなくて、ゆっくり見ることができました。見終わったのが2時頃、お腹がすいてしまったので、ミッドタウンでランチを食べました。ミッドタウンでももう一つのピカソ展をやっているんですが、一緒に行った友達は、そちらも来週行くと言ってました。

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ミッドタウンの1階にある、LaColinaというメキシコ料理のお店で食べたタコス。このほかに、サラダ、黒豆のスープ(アボガドとか入っていてすごくおいしかった)、飲み物が付いて、1650円。この場所にしては格安ですよね。店員は外国の方が多くて、すごくにこやかで感じが良かったし。テラス席で食べたんですが、芝生や安藤忠雄設計の展示館が見えて、気持がよかった。

そして次の日、夫と息子と3人で映画を見に行きました。是枝監督の、「歩いても歩いても」です。

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阿部寛演じる主人公は子連れの未亡人と結婚しているが、目下失業中。兄の命日に、泊まりがけで実家に帰るが、元開業医の父とはそりが合わず、ぎくしゃくした関係。能天気な姉(you)と、その調子の良い夫と娘たちも集まり、食事を共にするのだが、それぞれの思いは微妙に違っていて・・・

何気ない家族の日常とそこに含まれる齟齬、というテーマは小津安二郎を思い起こさせる。これはこれでよくできていると思うけれど、小津の作品にはまだまだ、と思ってしまう。息子は結構気に入ったらしい。私はまぁまぁと言ったところかな。私の家庭なんか、親子も友達感覚に近いし、頑固で威厳のある父親なんて、最近はなかなかお目にかかれないんじゃないかしら。だから、こういったテーマも、変わっていくんでしょうね。もちろん、家族のもろもろの行き違いは、永遠のテーマではあると思いますが。

映画を観たのは飯田橋のギンレイホールだったので、このあと、神楽坂で飲みました。神楽坂って、食べるところが多いこと!雑誌に載っていた店を探したんですが見つからなくて、その近くの(これも載っていました)もん、というお店で色々食べて飲んで、楽しかったです。帰ったら、10時半ごろ。息子はそれから地元の友達と、カラオケに行って3時ころ帰ってきました。若者は元気です。

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牧野記念庭園とベルギー・ロイヤル・コレクション展

秋分の日、いいお天気だったので、練馬の「牧野記念庭園」に行ってきました。

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上は牧野富太郎博士の銅像。ここは博士が住まわれ、「我が植物園」としてこよなく愛された地です。園内には、340余種の草木類があり、書斎なども残されてあります。

下は、庭園の様子です。花の少ない時期なので、彼岸花が彩りを添えていました。見上げるような桜やモミジの大木もあったので、春や秋はまた、いいでしょうね。

資料館には、博士の直筆の植物の絵や、博士らの写真、植物標本(押し花)も展示されてあります。植物の絵は、誰でも見たことがあると思いますが、とても美しく微細で、博士の愛情が感じられますよね。印象的だったのは、博士のにこやかなお顔。銅像とは違って、少年のような純粋で優しそうな笑顔でした。

園内は、年配の団体が来ていて、思いのほか込み合っていました。暑い日だったので、蝉も元気に鳴いていて、油断していたら、あっという間に蚊に10か所以上刺されて、かゆいこと。一緒に行った夫はあまり刺されていないのに。私はおいしいのかしら。

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昨日は事務所に行ったのですが、仕事を早めに切り上げて、原宿の太田記念美術館に行きました。写真は美術館の入り口と、ポスターです。ベルギーの美術館が所蔵している浮世絵の展覧会です。北斎の富嶽三十六景や、歌川春信、国芳、写楽など。小さな美術館でしたが、見ごたえがありました。

たまたま、つい先日、テレビで浮世絵師の特集を連日やっていたので、それも参考になって、面白かったです。浮世絵にも、美人画、役者絵、風景、それに、妖怪や、動物のおどけたものなど、いろいろあるんですね。私はやっぱり、北斎が断然好き。風景もいいし、何でも素晴らしい。テレビで、北斎漫画を見ましたが、あれ、ほしいです。

外国の画家も、ゴッホやモネをはじめ、浮世絵に影響を受けた人が多いけれど、彼らにとって、浮世絵の新鮮さはすごかったんでしょうね。外国にずいぶん流出してしまっているみたいだけれど、もうちょっと、見る機会があるといいのに、と思いました。日本が誇れる物の一つですよね。

帰りに、新宿の伊勢門というお店で食事して、飲んできました。ここは、名前のとおり、海のものが美味しいんです。夫は、《おおあさり》がお気に入りです。私は、野菜が好きなので、サラダを必ず頼むのですが、キャベツと生なすのサラダというのを頼んだら、大量のぶつ切りのキャベツ(昆布であえてありました。塩味。)が出てきて、根性で完食したら、おなかいっぱい。キャベツダイエットっていいかも、と思いました。

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久しぶり・・・

ブログを書くの、本当に久しぶり。もう、3週間を超えています。少し忙しくはあったけれど、特別なことがあったわけではないのですが、どうjも気が乗らないというか・・・先月の末には友達4人で鎌倉に一泊で行ったので、写真も撮って、書こうかなと思ったら、ココログが3日間もメンテで書けず、映画を見たり本を読んだり、そのたびに書こうかなと思うんだけれど、何か億劫で、そのうち、ブログの存在も忘れていたような・・・マンネリもありますね。始めてから1年半、飽きっぽい私にしてはよく続いたものだと思います。だから、もうちょっとがんばろうかな、あぁ、がんばっちゃ、だめなのかも。見栄っ張りだから、なんか、いいとこ見せようとしていたかな。ぐちゃぐちゃ言いましたが、今日は書こうかな、と。夫もまだ帰ってこないので、(今日は終電らしいです。)待っている間に。

Dsc04822 先週の金曜に、息子と上野に行きました。ダリ展を見に行ったのですが、エルミタージュ美術館展もやっていることに気づき、急遽、両方見ることにしました。まず、都美術館で、エルミタージュ展を見ました。ポスターには、ゴーギャンや、モネなどの絵がありましたが、ほとんどは私の知らない画家の絵でした。だからというわけじゃないけど、いまいちだったかな。息子は良かったと言っていたけど。

Dsc04823 ダリは、奇人として有名だけれど、とても恥ずかしがりやだったんですって。そして、妻のガラを生涯愛し続けたのはよく知られています。ダリの絵は、超現実と言われるように、奇抜な物体や構成が、精密なタッチで描かれているのが、何ともいえない不思議な感情を喚起させます。心象風景(と言ってもいいのかな?)と言うところはキリコにも通ずるけれど、与える印象は随分違う。私は、キリコの、不安を表す様な作風のほうが好きかも。最初の方に、初期の具象画が何点かあったのですが、むしろその方にひきつけられました。

上野に着いたのが3時だったので、随分忙しく見て回りました。見終わったのが6時くらい。疲れてお腹もすいたので、2人で食事をして帰りました。息子も、来年は社会人になるので、こんな風に一緒に出かけられるのも、あと僅かでしょう。そう思ったら、なんだか、この一日がいとおしく感じられました。

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「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」

Photo 久しぶりに、展覧会に行ってきました。「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」、世田谷美術館です。私はダリ展に行きたかったんですが、夫がこの方が見たいというので。私もルソーは嫌いではないので行ってみました。

平日でないと混むと思ったので、3時ごろ待ち合わせて車で行きました。世田谷美術館はちょっと不便なところにあるので。砧公園という大きな公園の中にあり、少し紅葉を始めた木々に囲まれているのはいい感じです。

ルソーは、思ったより良かったです。この絵に代表されるジャングルみたいな絵も良いけれど、何気ない風景がルソーらしく、不思議なお伽噺のような独特な感じで印象的でした。でも、ちょっとだまされた感じ。だって、ルソーの絵は23点しかなくって、あとはいわゆる素朴派の画家たちや、ルソーに影響を受けたであろう作品ばかりなんです。中には良いと思うものもありましたが、ただ、稚拙なだけという感じの絵もあったりして、少しがっかりしました。よーく見ると、「アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに見せられた日本人美術家たち」と、サブタイトルがあるんですが・・

ルソーは日曜画家とよく言われますが、40過ぎて画家になったんですね。初めはアンデパンダン展(誰でも自由に出品できる)で、嘲笑の的になったぐらいだったのですが、最後は最先端の画家たち-ピカソなどにも認められ、人々もこの素朴な絵の良さを感じるようになりました。ピカソはルソーを尊敬し、彼の絵を大事に持っていたそうです。そして、詩人アポリネールはルソーが亡くなったとき、彼のお墓に、「やさしいルソーよ、きこえますか・・・・・」と言う、親愛の情にあふれた詩を捧げたそうです。皆に慕われていたんですね。絵にも、彼のやさしさは表れていたと思います。ただ、もっと沢山の作品を見たかったな。

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ロミオとジュリエット

日曜日に、娘とバレエの公演に行ってきました。「ロミオとジュリエット」です。場所は与野の芸術劇場と言うところで、ちょっと田舎だけれど、立派なホールは満員でした。30分ほど前について、一番前の席に座りました。娘と、「1階の列目だよ~。近いね。」などと言っていると、見知らぬ人が近づいてきて、「そこ、私の席なんですが・・」それで、チケットをよく見ると、実はI(アイ)列でした。恥ずかしい・・でも、真ん中より少し前の席で、むしろ見やすかったです。

この公演のプリマドンナ、ジュリエット役は娘の小学校時代の友達なんです。ご両親もバレリーナで、教室も開いていて、子供の頃も、何回か彼女の踊る姿は見たことがあります。当時から可愛らしかったのですが、ますます美しくなって、ジュリエットにぴったりでした。公演は3時間にわたり、出演者もすごく多かった。内容は知っているので、分かりやすかったですね。割とストーリーに忠実な演出でした。後でパンフレットを見たら、演出・振り付けは彼女のお父様でした。

今回、これを見に行くきっかけ何ですが・・・・娘が友達と話していて、昔の知り合いで、有名になっている人はいないかなぁ、と言う話題になり、彼女の事を思い出してネットで検索してみたら、今の活躍の様子が出てきたそうです。それで、懐かしくて、連絡を取ってみたら、彼女も会いたいと言う話になって、何ヶ月か前に久しぶりに再会しました。

彼女はドイツに留学していたらしいのですが、少女漫画のようないじめにあって、大変だったんですって。衣装にいたずらされたり、いろいろと。それに、もともと細身でしたが、やはり体重の管理もあって、あまり食べないと言っていました。

私の印象に残っているのは、小学校の卒業式の証書をもらいに歩いていく姿です。姿勢はもちろん、歩く姿が美しくて、オーラを放っていました。さすが、バレリーナの卵だな、と思ったものです。身のこなしが違うんですね。

それにしても、あの頃、同じ教室で同じように勉強したり遊んだりしていた子供たち、今ではそれぞれの道を歩んでいるんですね。彼女のように華やかでなくとも、それぞれが自分にあった道で輝いているといいな、と思いました。

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エコール・ド・パリ展と世界報道写真展

金曜日、息子と一緒に展覧会巡りに。まず、白金の松岡美術館の、エコール・ド・パリ展へ向かいました。松岡美術館は2回目です。小さいけれど、感じのいい美術館です。前回はフランス近代美術展だったので、前に見たのと同じ絵が多かった。収蔵品を入れ替えたんでしょうね。でも、前回一番好きだった、ユトリロの絵は展示されてなくって残念でした。そんなわけで、ちょっと印象に残る絵が少なかったかな。常設展も2度目だったし。

Burogu_007 目黒までぶらぶら帰る途中に、美味しそうなケーキ屋さんがあったので、入って一休み。美味しそうなケーキばかりで、迷った挙句このラズベリーチーズケーキを食べました。お味は上々、でもアイスティーが800円は高かった。場所柄かしら。シロガネーゼ風のお客さんが多かったし。

目黒から一駅の恵比寿で電車を降り、ガーデンプレイスの東京都写真美術館へ。

Burogu_012 世界報道写真展2006 をみました。色々なカテゴリーの写真が展示されていて、スポーツやエンタテーメント、ポートレートなどの写真も面白かったけれど、アフリカの内戦や、カシミールやインドネシアの地震や津波の写真などは衝撃的でした。ニュースで、映像も見たり、耳で様子を聞いていますが、写真の切り取ったシーンは、もっともっと饒舌に語りかけてきます。インパクトが違うと言うか・・なかなか見ごたえのある写真が多かったから、行って良かったなと思いました。

帰りに、池袋で夫と待ち合わせて、食事しました。夫と私はどちらかと言うと和食党、息子は洋食が好きなので、なかなか決まらず、結局無難なイタリアンになりました。カルパッチョ、マルゲリータのピザ、ボンゴレビアンコ、(夫はパスタと言うと必ずこれ)シーザーサラダ、それにワインを1本。またまた、ダイエットには駄目な日になってしまいました。

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パリを愛した画家たち

_001  こんなタイトルの展覧会に行ってきました。水曜日に、息子と。20世紀初頭にパリに集った、エコール・ド・パリと呼ばれる画家たちの絵画展です。シャガール、ユトリロ、ルオー、ローランサン、荻須高徳、などの画家たちの作品がありました。

でも、はっきり言って期待はずれでした。会場がデパートということもあって、作品が少ないし、好きなのはこのポスターに使われている、シャガールの「母と子」あとは、ルオーぐらいでした。前に、この大丸ミュージアムで見た、キリコ展はよかったんですが。こういう小さな会場は、一人の画家の作品だけの方が、いい作品がそろう確立が高いのかも知れません。

絵を見たあと、八重洲ブックセンターに行きました。何十年ぶり、という感じ。前に行ったときはまだできて間もなくて、すごいなぁと思ったのですが、今行ってみると、建物も古びていて、ごちゃごちゃした感じでした。この日は娘の誕生日だったので、息子はここで、プレゼントに絵本を買いました。さすがに絵本もたくさんあって、見ているとあきません。「これ、いいよね」と、息子が言う本を見て、私もすっかり気に入ってしまって、一冊買いました。

_010 「悲しい本」と言う絵本です。作と絵はイギリスの方で、谷川俊太郎の訳です。マスコミでも取り上げられていたらしいです。知らなかったけど。ひたすら「悲しみ」を見つめた本。悲しみを経験したことがない人はいないでしょうね。だから、これを見ると胸が締め付けられます。でも逃げないで、悲しみに立ち向かうことが、必要なのかも知れません。大人が見るための絵本ですね。あと、「病気にならない生き方」と言う本がたくさん積み上げられていて、ちょっと立ち読みしてみました。牛乳は飲んではいけないとか、いろいろ、え?っと思うようなことが書いてあったみたい。偉いお医者様が書かれたらしいけど、読むといろいろなものが食べられなくなりそうで、買いませんでした。高かったし。でも、図書館に予約しようかな。

息子は金曜日に、メキシコに行ってしまいました。2週間ですけど、なんだかさびしいです。22歳なんだから、もう、一人暮らししている人は沢山いるのに、こんなことではいけないですね。子離れの練習だと、思おうとしています。

それから、パソコンが修理できました。23000円程で、データもなくならなかったので、まぁ、ほっとしました。早速、バックアップ用のハードディスクも買いましたが、やり方をこれから研究しなくては。心配してくださった皆さん、ありがとうございました。最近はパソコンから離れてしまって、ブログも久しぶりです。また、これからもよろしくお願いしますね。           

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