「大菩薩峠」

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「ネットで借りて~」とCMしているレンタルビデオの会員になってみました。最初の1カ月は無料です。みたい映画が決まっていれば、返済期限もないし、ショップに行く手間もないし便利ですが、思ったほど、すぐに借りられるわけではなかったけど。

それはともかく、夫が最近、中里介山の「大菩薩峠」を読んでいて、映画も見たいと言うので申し込んであったのがやっと送られてきました。ものすごい長編で(映画では世界一の長編と宣伝していました)良く読むなと感心していましたが、私は興味なかったけど、市川雷蔵主演と言う事で、ちょっと見たかったし。

う~ん、物語はちょっと無理がある感じ。主役の机龍之介の造形が、不思議です。それはともかく、上の写真ですが、やっぱり市川雷蔵はすごくかっこいい!今、こういう感じの俳優いない。こういう人って、夭逝してしまうのかしら。あと、左側は、中村玉緒なんです。ちょっと妖婦がかった、気の強い、龍之介と一時は結ばれながら・・・と言う役柄なんですが、見たことあるとは思いながら、中村玉緒とはちっとも気がつかなかった。それほどの、熱演・怪演で、彼女を見なおしました。女優ですね。それから、寅さんの御前様や小津安二郎の映画でおなじみの笠智衆も出ていたり、そういう意味で面白かった。

今日は息子が遅くに帰ってくるので、久々に更新しようと思って書いていたら、2本書いてしまった。明日春の雪が降るかも。

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「山で最期を迎えたい」 桃源郷再び

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先日お伝えしたドキュメンタリー、「二人の桃源郷」が、タイトルは変わっていましたが、昨日の日曜日、放送されました。今度は、ビデオもスタンバイして、友人知人、出来るだけ沢山の人に見てもらいたくて、言いふらしておきました。

以前も書きましたが、人里離れた山で、暮らした老夫婦の17年間にわたる記録です。3人の娘のために、一時は大阪で生活しますが、子供たちを嫁がせたのち、夫婦はまた彼らの桃源郷ともいえる山に戻ります。電気もガスも水道も電話さえない生活ですが、そこには無欲で清らかな夫婦愛があります。年老いて、やむなく山を降りることになっても、子供たちの愛情あふれるサポートのもと、出来る限り山に通い続け、夫は人生を全うし、妻の心の中には夫が生き続けています。

以前とは少し編集が違っていたように思いますが、やっぱり素晴らしかったです。娘と3人で見て、そのあと帰ってきた息子とまた見てしました。そして、感動して、泣いてしまいました。こんな夫婦になりたいものです。文明にどっぷりつかった私たちには無理でしょうが。でも、せめて、仲良くしていきたいものです。

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とりあえず、大切なお知らせ!

このブログで、以前取り上げたドキュメンタリー番組、「二人の桃源郷」を、覚えていらっしゃるでしょうか?とても、とても感動的で、心洗われる記録でした。共感した方が多かった証拠に、簡単な記事だったのに、最多のアクセスがあって、今も時々このワードで見に来られる方があります。ビデオもとれなかったので、又見たいと思っていたのですが、(見逃して、見たいという方も沢山いられました)ついに、放送があります!

1月25日、16時25分から、日本テレビで、「山で最期を迎えたい」というタイトルです。

これは東京で、なので、東京以外の方はちょっと分からないのが残念ですが。見られる方は、ぜひぜひ、ご覧くださいね!

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「イントゥー・ザ・ワイルド」

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昨日、息子と夫と3人で、恵比寿ガーデンプレイスでやっていた、「イントゥ・ザ・ワイルド」を見てきました。娘は、遅い夏休みをとって海外旅行中です。

少し早めに出て、途中、渋谷の松濤美術館によるつもりだったのですが、道に迷ってたどり着けず、時間がないのであきらめました。あの辺、一通ばかりで、すごく複雑です。

ガーデンプレイスについて、まず夕食をとりました。焼き鶏とおでんの店。ビールは控えめにしておきました。以前いい気になってワインを飲んで映画を見たら半分ぐらい寝てしまいましたから。

さて、映画です。ショーン・ペン監督の実話に基づいた話で、ロード・ムービーのような感じです。でも、中身はショッキングでした。

傍目には何不自由ない、成績優秀なクリスは、無事大学を卒業し、両親の期待を受けている。しかし、彼は、誰にも言わず、貯金を寄付し、古いダットサンで旅に出てしまう。それは、家族から見れば、理由のわからない失踪だった。

あちこちを旅し、車も乗り捨て、放浪するクリス。心に迫る出会いもあるが、彼の心はひたすら自由を求め、遂に北の荒野、アラスカにたどりつく。誰一人いない荒野で、彼は不思議な乗り捨てられたバスを発見し、そこにとどまる。獣を撃ち、木の実を食べる生活。そこには何もない自由と、孤独があった。

戻ることを決め、来た道をたどると、来たときは小川だった河が増水して濁流となり、到底渡ることができない。バスに戻ったクリスだったが、体の変調をきたす。本で調べて食べた植物が、似ているが毒をもったものだったのだ。

苦しみ、孤独の中で衰弱してついに・・・

彼を突き動かすものが何なのか、ずっと考えさせられました。両親の不和、取り繕われた家庭、社会、彼を縛るすべてのものを、振り捨てて自由を求めたのか。知らない世界へのあこがれか。彼の強さ、弱さ、優しさ、そのすべてが彼を突き動かしていたようにも思えます。「僕は幸せだった」と、彼は書き残しています。

彼の生き方にあこがれも感じますが、痛々しい気持も持ちました。うまく言えませんが。

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認知症の今

昨日、NHKで認知症の現状を放送していました。

義母が昨年の5月ごろ、大学病院の老人課で、アルツハイマーと診断されました。それまで、色々おかしい言動があったので、受診したのですが、やっぱりと言う感じでした。診断は、問診、CTやMRI,記憶力や判断力のテストによるものでした。そして、アリセプトという薬を処方されたのですが、まず、2週間の投薬で副作用などの様子を見て、それから本式に服用すると言う段取りだったのですが、頭痛などを訴えて続けて服用してくれませんでした。そして、2週間後に病院にいったとき、そのことを話すと、そんな副作用はないはずだけれど、この薬は飲んでも、病気の進行が3ヶ月遅らせるだけのものだから、仕方ないと言うような話。そして、結局それ以来飲んでいないのです。でも、今のところ、アルツハイマーの薬はこれしかないし、ある程度の効果はあるように書いてある本もあるんです。又、ほかで相談しても、そこまでして飲む薬でもないと言うような反応でした。私はあまり会う機会もないのですが、弟の奥さんがよく面倒を見てくれていて、彼女の話では、物忘れなどの症状も段々進んでいるようなのです。そんなわけで、頭を痛めていたので、この番組を見たのですが・・・

番組では認知症の患者さんやその伴侶、医師、枡添大臣なども出演していました。

何より驚いたのは、患者さんたちが、認知症と診断されるまでに、ひどい人は5~6年も時間がかかり、その間、見当はずれの治療を受けたり、まったくなすすべがなかったりした人が多かったことです。もう少し早く診断がつけば何とかなったのではないか、ここまで進まなかったのではないかという悲壮な訴えが相次ぎました。

又、予想外だったのは、認知症の方も、まったく正常に思われる感情や判断力を持っていらっしゃることでした。あるご夫婦は、認知症であるご主人が、インタビュウを受けて思いがあふれて言葉に詰まる妻を、「彼女は上がってしまっているんです。時間はあるから大丈夫だよ。」と励ましているのを見て、なぜか胸が詰まりました.私達は認知症の何がわかっているのかと、自問せざるを得ませんでした。

こんなに、誤診が多いというのも、認知症の専門医が圧倒的に不足していること、そしてかかりつけの医師と、専門医の連携が少しもできていないことによるのです。かかりつけ医と専門医をつなぐ、サポーター医という制度もあるらしいのですが、そのサポーター医という医師もわずか6時間の研修を受けるだけというお粗末さです。

何とかしてくださいという患者さんたちの訴えに対して、医師の方の答えは、いってしまえば、こういう手のかかって報酬の少ない、診療は難しいということです。確かに、専門外でも止むに止まれず、一生懸命勉強されて、対応しようとしている良心的な医師の方も出ておられましたが、それに期待するのは難しいと思います。やはり、行政と医師会などの連携によって、システムを作っていく必要が早急にあると思います。診療報酬などの問題も含めて、今すぐにやっていかなければならないことです。

私が今知りたかった、アルツハイマーの治療のあり方や、薬の効力についてはあまり触れていなくて、残念でした。ただただ、認知症医療のお粗末さだけがはっきり分かってしまったという感じです。今、産婦人科や小児科医の不足や、病人のたらいまわしが問題になっていますが、日本の医療はどうなっているんでしょうか。これはやっぱり、政治的に解決しなければならない問題が根っこにあると思います。認知症に自分がならないと言う保障はありません。この番組を見て暗澹たる気持ちになってしまいました。

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「殯の森」

昨日、BSで前から見たいと思っていた「殯(もがり)の森」を見ました。

Photo 河瀬直美監督で、カンヌで特別賞を取った作品です。

ある老人施設で働く真千子と、33年前に妻を亡くした認知症のお年寄り、しげきの物語と言うか、心のふれあい、と言うよりもっと激しい二つの心が一つになる瞬間が描かれていると思いました。真千子も子供を亡くした空白をかかえていて、それが、思わぬ展開を経て、ひとつになるのです。

あまり、説明をしても無駄ですね。見るしかない、そんな作品です。私はその二人の心がひとつになる瞬間を見たと思い、感動しました。

一緒に見ていた、夫は、「ついて行けないなぁ。」と言う感想。息子は、途中から、うつらうつらしてたみたいです。確かに難解な作品ではあると思いますが。

映像もとてもきれいでした。森や畑の緑、そこを通っていく葬列。森の中の荒々しくて、でも優しい自然。まだ、日本にもこんなところがあるんですね。

でも、この作品が、世界の場で評価されたのは、国が違っても共通する、「心」が表現されていたからだと思うんですが。

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「フラガール」

ビデオをとっておいたのですが、やっと見ました。「フラガール」。

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お話は、常磐炭鉱が廃坑になる前、ハワイアンセンターを作り、新たな街づくりとともに雇用も促進しようと言う動きの中、炭鉱で働く人々の反発は大きなものでした。けれども、計画は進行し、センターの目玉となる、フラダンスのダンサーが募集されます。

高校生の早苗は親友の紀美子を誘って応募します。閉鎖的な環境から抜け出すチャンスだと思ったのです。しかし、説明会では、フラダンスをストリップまがいのものと思って、集まった娘達はほとんど帰ってしまいます。残ったのは4人だけでした。主催者は東京からSKDで踊っていたと言うダンサーを先生として連れてきます。でも、生活のために来たものの、この有様では、彼女もやる気が出ません。

早苗と紀美子はある夜、先生が一人で踊っている姿を見て感動し、熱意が湧いてきます。紀美子は母親にこのことが知れ、家を飛び出してまで練習に励みます。そんな様子を見て、先生も、熱心に指導するようになり、又、いよいよ廃坑が決まり、生活に困った娘達も戻ってきて、本格的な練習が始まります。

オープンもまじかになった頃、早苗も父に知られ、折檻を受けた上、一家は夕張に引っ越していってしまいます。早苗の父に殴りこみにいった先生も、非難され東京に帰ろうとしますが、娘達の熱意にほだされて残り、いよいよ初ステージの日がやってきます。彼女達は見事に踊り、観客の熱狂的な拍手に胸を熱くします。

とてもよかったです。上手くかけませんでしたが、炭鉱の人々の暮らしや、複雑な思い、そして、娘達の熱意に心を溶かされていく様子が、感動的でした。紀美子役の、蒼井優ちゃんもよかったけれど、先生役の松雪泰子さん、哀愁があってきりっとしていて、美しくて、すごくよかったです。松雪さんって、古いけど、テレビの「白鳥麗子」の印象しかなくって、こんな素敵な女優さんだったんだって思いました。紀美子の兄のトヨエツや、母の富士純子も、脇をしめてましたね。そうそう、南海キャンディーズの、しずちゃんもなかなか熱演で、存在感ありました。

又、ないてしまいました。でも、一緒に見ていた息子も少しうるうるしていたような。夫は憎らしいくらい泣きませんね。一度泣いているところ見てみたいです。

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「二人の桃源郷ー究極の夫婦愛」

昨日、このドキュメント番組を見ました。

ある夫婦の生活を20年近くにわたって追ってとられたものです。

夫が復員したものの、生活に困って、二人は山に住み、畑を作って生活する道を選びます。3人の娘に恵まれ、成長につれ、子供達のために大阪に出て、タクシーの運転手をして育て上げました。そして、娘達は無事にそれぞれ嫁ぎ、孫に囲まれた生活を送るようになったとき、夫は妻に、あの山に帰って又生活したいと言います。戸惑いはあったものの、妻は夫とともに山に戻っていきます。これ以上はないような、質素な生活の中で畑を耕す二人の生活は、笑顔が輝いています。妻の手料理に喜ぶ夫、1日の労働を終えて粗末なお風呂に入る夫の極楽のような様子、そして夫に頼り、支える妻の姿があります。

けれども、夫婦はだんだんに老いて行き、子供達は心配して両親を引き取ろうとします。でも、家族がそろったとき、夫は、山で最期を全うする決意を述べます。

体が思うように動かなくなったとき、夫婦は子供達に面倒をかけまいと、ふもとの老人ホームに入ります。そして、夫は癌に侵され、入院。でも、大きな病院での治療を断り、ホームに戻ってきます。そして、子供達は、両親のために何をしてあげられるのかを考え抜き、三女は麓の町に引越しまでして、ホームから毎日山に両親を連れて行ってあげる生活が始まります。

すっかり弱った二人は、山に行くと体を動かし、表情が輝きます。あるときは、父の好物の松茸を皆で探し当て、焼いて食べたり、本当の団欒がそこにはありました。

93歳で、夫はついに帰らぬ人となりました。家族は山で弔いをします。でも、痴呆が出てきた妻は、夫の死を理解していません。「おじいさん、姿が見えんねぇ。どこへ行ったんじゃろうか?」と、問う母に、娘は「呼んでごらん」と、答えます。「おじいさ~ん、おじいさ~ん」と呼ぶ、妻の澄み切った声が山に響きます。

本当に感動しました。こんなあらすじのようなものでは、ちっとも伝わらないのがもどかしいです。いつも、いつもお互いをいつくしみ、支えあって生きてきた夫婦の素晴らしさは言葉では表せません。足るを知る、と言うのでしょうか。私なんか、もっともっとと、物や豊かさをほしがってしまうのに、この方達は、少しもそんなところが感じられません。愚痴も、文句も言わないのです。その、微笑ましい仲のよさには胸が熱くなりました。子供達も素晴らしいのですが、この親にして、でしょうか。「両親を誇りに思います」と言う言葉も深くうなずけます。

夫と、息子と、3人で偶然見たのですが、3人とも画面に釘付けになってしまいました。妻が夫を呼ぶラストシーンでは、涙がこらえられませんでした。仲良きことは美しき、と言う言葉通り、本当に美しいものを見せてもらいました。

深夜だったので、見た人が少なかったのではと、残念でたまりません。ぜひ、多くの人に見てもらいたいです。再放送があると良いのですが。日本テレビさんに、お願いしたいものです。

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映画を観に

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昨日は映画を見に行きました。この前の友達に誘われて、飯田橋のギンレイホールに。前回が初めての映画館だったんですが、なんか懐かしい感じの、ロードショーが終わったばかりの映画を2本立ててやっています。その映画が私好みのが多いし、これから時々行きそうです。友達は、息子さんに1年間のパスポートをプレゼントされて、見放題なんです。そして、一緒に行くと、1人は1000円になります。安いですよね。そうでなくても1500円です。

さて、映画のほうは、まず見たのが「リトル・チルドレン」ケイト・ウィンスレッド主演です。

幼い娘の母親、サラは公園にくる母親達をさめた目で見ています。彼女達の最近の関心は、公園に息子とやってくる若い父親です。サラは、彼が来たときに、からかい半分に話しかけるように言われ、いたずら心から、彼と軽いキスをします。驚いて、子供を引っ張って公園から去っていく母親達・・・そんな風にサラとブラッドは知り合いました。

サラは何不自由なく暮らしていますが、最近、夫がアダルトサイトに嵌っているのを見てしまい、幻滅しています。

一方、ブラッドの妻は美しく、仕事もこなす完璧な女性。ブラッドは主夫をしながら、司法試験の勉強をしているのですが、3回目なのに身が入りません。

又、最近町に、性犯罪を犯した男が出所して来ていて、皆不安を感じています。元警官のラリーは、チラシをまいたり、嫌がらせまでしています。

市民プールで再会したサラとブラッドの距離はだんだん狭まってき、ある日関係を持ってしまうのです。

サラ、ブラッド、ロニー、ラリー、それぞれが自分をもてあましている状況で、物語は展開していきます・・・

う~ん、よかったかな。切ない気持ちになりましたね。結局、皆、大人になりきれない、リトル・チルドレンと言うことでしょうか。

2本目は「輝ける女達」、友達は2度目だと言う位よかったらしいんですが、実は私、前日息子が終電で帰ってきたので、うつらうつらしてしまって、ストーリーが、ぼんやりとしかわかりませんでした。キャバレーの店主が死んで、集まってきたファミリーの人間模様と言う感じだったかな。でも、カトリーヌ・ドヌーブの、変わらぬ美しさにはびっくり!でした。一体幾つなんでしょう?

それにしても、2本立ては久しぶり。もう、ちょっときついかも。体調を整えていかないと。中学生の頃は、近くに庶民的な映画館が沢山あって、よく、3本立てなんか見に行きましたね。お昼前に入っても、終わって外に出ると、もう暗かったりしましたね。懐かしいなぁ。ちなみにあの頃のナンバーワンは、「ウェストサイド・ストーリー」かな。映画、特に洋画は夢の世界でしたね。今以上に、いえ、今の10倍くらい、西欧文化は遠くて、憧れでした。

映画が終わって、外に出るとき、私転んじゃったんです。暗かったし、ボーっとしていて、ひざをしたたかにうってしまって、恥ずかしいやら、痛いやら、散々でした。今もシップしてます。明日、ジムに行かれるかしら。

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ボナベール<帰郷>

145983 今日はペネロペ・クルス(左の写真)主演の「ボナベール<帰郷>」を見てきました。友達に誘われたのですが、もう一人誘って3人で見るつもりで、映画館に行ってみると、随分あっていないもう一人の友達がいて、びっくり。たまたま近くでトールペイントの展示会に行くつもりで、最初に誘ってくれた友達に連絡したら、「3人で映画を見ることになっているから、一緒に行こう」と、言われてやってきたとの事。びっくりさせるために、あえてメールもしなかったんですって。彼女に会えてうれしかったです。

さて、映画はアルモドバル監督の女性賛歌3部作の3作目だそうで、私はこの監督が好きで、あとの2作(オール・アバウト・マイマザー、トーク・トゥー・ハー)も見ました。でも、これが一番よかったです。内容は暗いのですが、女性の強さや女性同士の絆がストレートに描かれていて、後味はむしろよかったですね。ラストシーンで、ライムンダ(ペネロペ)が、歌うところはジーンときました。

ライムンダと、姉、娘がお墓を磨いているシーンからこの映画は始まります。お墓参りの後、3人はライムンダ達の叔母のところに寄ります。叔母はかなり弱っていて、彼女達の火災で死んだ母親が生きているかのように話します。心配したライムンダは、そばに住む、親しいアグスティナに、叔母の世話を頼んで家に戻ります。

家に戻ると、夫のパコがごろごろしていて、仕事もくびになったと言います。もっと働かなくてはと嘆くライムンダ。カメラはパコの、娘に絡みつくような視線を捕らえます。そして、翌日、仕事から帰ってきた彼女を雨に濡れながら待っている娘の姿があります。そしてキッチンにはパコが倒れています。娘はパコが「俺はお前の父親ではない」と言いながら襲ってきたので、脅そうとして刺し殺してしまったと、訴えます。娘を守らなくてはと、死体を隠すライムンダ。そのさなかに、叔母がなくなったとの電話があります。

叔母の葬式に1人で出かけた姉のソーレは、母親の幽霊が出たとのうわさを聞きます。混乱しながらも帰ってくると、車のトランクから呼ぶ声が。そして中には死んだはずの母親が・・・母親は生きていたのか、幽霊なのか?彼女は仕方なく母親を自分の家に住まわせるのですが。

一方、ライムンダは癌で入院したアグスティーナに呼び出され、ライムンダの両親が火事で死んだ日に失踪した彼女の母親の行方が知りたいと頼まれます。

混乱し、悩みを抱えながらも、生活のために必死で働くライムンダ。でも、彼女の家族の関係はいろいろな葛藤や、秘密を秘めているのです。それが、徐々に、現れ、忌まわしい事実が明らかになってきます。

筋だけ追うとこんな感じですが、この4人の女達の愛情に満ちた演技がすばらしかったです。ペネロペ・クルスは、繊細な印象を持っていたのですが、この映画では、強い女を見事に演じていました。その美しさが輝いていること!

映画のあとは、近くで見つけたビストロでランチ。たくさんおしゃべりして、そのあとはトールペイントの展示会にも付き合いました。気候もよかったし、楽しい一日でした。

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